- 50: Length 50mm Weight:下記を参照 \2,200(税別)
- 60:Length 60mm Weight:16g \2,500(税別)
- 70:Length 60mm Weight:18g \2,500(税別)
小さなルアーは飛ばない!小さなルアーでは大きな魚は釣れない!
そんな常識を打ち破る為に開発したルアーです。
重いだけで動かないルアーは沢山あります。
ARIは重くてもよく動く、そしてよく釣れる。
いらないものを全てオミットした、まるで漁師が使う漁具のようなルアーです。
当たり前の事を当たり前に、私たちの考えを具現化しました。
【50のみ】ボディー表示は2サイズ、F(ファット)とS(スリム)です。
- F(ファット)はプリプリ系のローリング。
- S(スリム)は平打ち系のローリングアクション。
【50のみ】重量 ウエイト表示は3種類、S(シンキング)・H(ヘビー)・UH(ウルトラヘビー)です。
- S-S(4g)
- S-H(5g)
- S-UH(6g)
- F-S(4g)
- F-H(6g)
- F-UH(8g)
使用方法(50.60.70共通)
基本的な使い方としては、アップでもクロスでもダウンでもただ巻きでOKですが、基本設計はフルトゥィッチングです。ストロークの短めの連続トゥィッチで腹を見せるような平打ちをし、短い距離で多数の演出と長時間の演出が可能です。
また底近くのフィダーレーンとフィーダーフィルムを誘うための設計ですので誘いたいポイントの上流からカウントダウンして流し込んで頂ければ幸いです。
基本的セレクト
- S-S・F-Sは浅めの流れ用(水深50cm位)
- S-H・F-Hはもう少し深めの流れ(水深1m位)
- S-UH・F-UHは深場用です。
このセレクトは目安です。水深だけでなく、水流の強弱によっても使い分けます。水深1m位でも底近くを流すためにF-UHを使用する事も有ります。
大事なのは、流れの強さと水深とどのレンジを流すか、またどの様な誘い方をするかで6種類を使い分けて頂きその日のパターンまたそポイントのパターンを突き詰めて頂ければ幸いです。
裏技として
私より魚釣りが上手な方が多いので恥ずかしいのですが、
H・UHを滝壺やちょっとした落ち込みのボトムまで沈めボトムから縦方向にトゥィッチを入れて誘うとHIT率が上がります。この技は大淵でも有効です。また、小規模河川の落ち込みを平面的に誘うだけでなく、ボトムから縦方向へ誘う事により他人が攻めていないフィダーフィルムを攻略しやすくなります。
釣りの事を文章で説明するのにはかなり難しい部分があります。私なりに簡単にですが御説明させて頂きました。
ここに説明したことはあくまで私なりの使い方です。皆様の沢山の釣技や戦略、そして新しい攻略法に使用していただけますよう御願い申し上げます。(上記数値は平均的数値です。)
アリ60UH&70UHユーザーズマニュアル by【TOKYO ROD&GUN CLUB 田中 秀人】
アリ60&70 UHのコンセプトは流れの中の底波、喰い波を一撃することである。
フローティングは表層をなめるだけ。ハーフディープでは流れに負けて入らないガンガン瀬の底波。DEEPでは飛び出してしまう。
上の波がガンガンでも鱒が付くスポットはその中の少し緩む喰い波の底なのである。
バイブレーションの飛距離と沈下速度にミノーの動き。あのスポットを狙い撃ちするのである。
使用に際し先ず注意することは、ボトムの転がしではないこと。ボトムから少し切ってアクションさせる。
強い流れにくい込んで、その下の流速の落ちるスポットでアクションさせることである。
ガンガン瀬で物凄い抵抗がかかるが、その下のスポットに入るとフッと少し軽くなる。
そこに入るルアーが今まで存在しなかった。
だからこのアリのUHが独断場の威力を発揮するのである。
注意点としては抵抗が強いので、通常のタックルよりも1段強いロッドを使用することをお勧めする。
ウルトラヘビーでリップの抵抗も強いので、ラインも一段太くしても底波に入る。全体的に一段パワーのあるタックルバランスをとっていただきたい。
ベスト ベイトタックルである。
アップクロス、クロスが基本だが、時には上流に投げてじっくり沈ませて、斜め上からそのスポットに送り込んでアクションさせる。
それほど深くなくて上のガンガン波をくぐるだけだったらアップクロスで十分入る。要はポイントの深さと流れの強さでどの角度からアリのUHを送り込むかの違いなのである。
以下の応用である。
- 浅い→クロス気味
- 深い→上流に投げて沈ませて斜め上から入れる
- 流れ普通の瀬→クロス気味
- 流れガンガン又は押しが強烈→上流に投げて沈ませて斜め上から入れる
- 泡の下→1段上に投げて泡下に一気に落とし込む。
喰い波のピンポイントに入れば一発だ。
そこにはどのミノーも入っていないから、いくら先行者がいても竿抜けになっている。このスポットに付いているマスはミノーの動きにスレていないのだ。
フローティングにハーフディープにDEEPにシンキングにヘビーシンキングに。
それでも入らないエリアにウルトラヘビーシンキングのアリで入り込むのである。
バイブレーションでは激流の中に入らないだろう。
だからデカリップを持ったアリのウルトラヘビーシンキング ミノーなのである。
どんな激流でも飛び出さず深く入り込むスイムバランスは、ほかのミノーではできない芸当だ。
ではこのアリ60&70UHを止水やトロ場で使ったらどうなのか。
はっきり言って流れ専用設計で、止水やトロでは水を噛ませづらく使いにくい。
ハードなフルトゥイッチ、ジャーク、高速巻きでの使用はOKだが、止水やトロでのスローで優しいトゥイッチやスローリトリーブには不向きである。
研ぎ澄まされた流れ専用の尖ったミノーなのだ。
是非 ガンガン瀬、深瀬、押しの強い本流の流心底波で使っていただきたい。
どこでも使えるミノーではなく、特異なポイントで爆発する超エキセントリックな秘密兵器なのである。
ひとたびこれを使いこなせば、いままで捨てていたあのビッグトラウトが面白いようにヒットする。
使い方を選ぶミノーであるがゆえに、誰もが諦めるあのスレた鱒族をヒットさせられるのである。
実は止水やトロでも使いやすい、バーサタイルなヘビーシンキングミノー 60&70のHや,サイズアップの80&90など新作を企画中。
幅広く使えるよう増殖予定なのであるが、先ずは尖った、どこにも無い狂気のミノーから先行発売しようという話になったのである。
どんなシチュエーションにもアリシリーズで対応できるよう開発中であります。
是非お楽しみに。
次にアリ ユーザーから聞こえてくる声。
先ずはリップやボディーの強度。
7cm18gという破格なスペックからご理解いただきたいのは、
キャストで石に当てたり、ボトムノックした時に通所の7cm 9gくらいのヘビーシンキングミノーの3倍以上衝撃がかかるということである。
アリ60&70のボディーは最強のソルト大物使用の高強度発砲素材であるが、重いものを思いっきり石に投げつけたらそれは壊れるだろう。
そのあたりは理解してキャスティングの技術を磨いて頂きたい。
リップも差し込みリップは取れることが宿命だが、同じく7cm9gのミノーよりも3倍以上力が加わるので、、ボトムノックには注意が必要である。
又、石際ギリギリや壁際ギリギリにライナーキャストすると、着水後に18グラムの魚雷が突っ込んで行き、惰性で石や壁に激突する。
ゆるゆるポトンキャストか、ライナーの場合は水中での慣性を考慮した少し手前での着水を意識していただきたい。
要はぶつけなければ良いのである。超ヘビーなルアーなので衝撃にはご注意いただきたい。
その他のシチュエーションは
例えば向こうから真ん中が流心で深く、手までが徐々に浅くなり腰までウエーディングできるような瀬での注意事項。
流心の1.2mの底波に入れて、そのまま手前まで引いて来れば当然ボディーやリップは徐々に浅くなり石やボトムにコンタクトする。
無理やり引いてくるとやはり通常のルアーの何倍も負荷がかかり破損に繋がる、ユックリ回収すると当然、根がかりが頻発する。
流心の深い部分を過ぎたらロッドは立てて、やや早めに巻き取ってほしい。なんせ重いルアーなのであるから、その引き方はご注意いただきたい。
投げて巻いてステディーに同じ深さをキープして、自動的に釣れるというようなイージーユージングのルアーではないのである。
使い手、使い方を選ぶが、ちょっとした上記の事を意識していただければ物凄い成果を引き換えに手にできるのだ。
まさにスペシャリストのための秘密兵器。
こんな尖ったミノーが存在してもいいじゃないか。
だから僕は惚れ込んで使い込んでいる。
そして結果は物凄いことになっている。
今までなかったミノー、今までのスペックを遥かに凌駕する狂気のミノー。
これを使いこなしたら、信じられない爆釣の世界が待っている。
最後にメンテナンスサービスのお話し。
仮にリップが取れてもボディーは強度が有るので抜けるだけ。そのために常に交換用リップは販売しているので安心して使っていただきたい。もしリップが取れても修理しながらリサイクルして使ってほしい。修理はホームセンターなどで売っている2液性のエポキシで固め、両脇を瞬間接着剤で補強すれば蘇る。
色々ご要望をお聞きした部分が少しでも解決できればと、マニュアルにまとめさせていただいた。分かりにくいこともあるでしょうが、メールにてお問い合わせいただければ、理解できるまで説枚いたします。
じゃじゃ馬を乗りこなしてこそ、貴方は真のエキスパートに進化出来るのです。
きっと貴方なら、僕らと同じ夢を掴めるはずだ。
僕たちはそう信じています。
一生のメモリアルとなる、奇跡のビッグトラウトとの出会いをサンレアルは応援し続けます。
ビッグトラウト・・皆さんに釣れますように。
TOKYO ROD&GUN CLUB 田中 秀人