自宅の横を流れる細い流れ。
側溝のドブにみえるが、
実は神通川の支流のまた支流の
そのまた支流。
細い流れが山の湧水から出て最後は日本海へ注ぐ。
神通第1.2.3と三つのダム、その上流にも2つのダム。
ダムで遮られる事なく日本海と飛騨高山がつながっていたその昔、
この細い流れまでサクラマスが遡上して晩秋には産卵を終えたマスが我が家の横丁まで流れてきたそうだ。
ダムがなく飛騨までサクラマスがのぼり産卵を繰り返していれば、神通川サクラマスは現在の米代川のように豊かだったのかもしれない。
今回の台風で増水した
横丁の細い流れに
イワナが上がってきた。
残念ながら市の水量調整で
門が閉められ水かさが減り、
命を落としていた。
昭和の初めの晩秋ならば
これがサクラマスだったのかと
ふとその景色が脳裏をかすめた。