【ノリクラインターナショナル　ARI 50】

アリ、バーディーは
サンレアル時代から
現在のノリクラインターナショナル生産まで。
自分が開発に携わってきた。僕がメインで開発されたミノーたちである。
現在はノリクラインターナショナル傘下にて生産販売されている。
さらに新機種が開発されラインナップに加わっている。
バーディーやアリの
現在その商標や意匠権は全て
ノリクラインターナショナルが所持して生産している。

アリとは？
高発泡素材、
ハンドメイド。

手間がかかり
数ができません。
その上歩留まりが悪く
量産できません。
バルサミノーと同じ
手間とコストが
かかっています。

ARI 50 5㎝
2パターン6ウエイト

スリム　シェイプ
平打ち。
SS 4g. SH 5g.
SUH 6g.

ファット　シェイプ
ローリング
ヴィヴィッド。

FH 4g. FH6g.
FUH 8g

キレッキレの
アクション。

しかし、癖が強い。
流し方はアップでドリフトさせながらラインスラックを使いミノーを動かす。
ファーストリトリーブやハイパートゥイッチやジャークでは使わない。水深があってボトムに触れない使い方ならどんな使い方にも対応するが、いかんせん発泡素材で細長いリップに超ヘビーウエイトとなると、ミスキャストで岩にぶつけたら破損しやすい(インジェクションルアーに比べて)底石が大きいポイントで底を叩いたらリップが破損しやすい。
なぜなら、5㎝で発泡で差し込みリップだからですよ。
流行りの低弾道キャストで壁際ギリギリにキャストしたら水中で魚雷のように突進して壁や岩に当たり破損のリスクがある。
流行りでない、ゆるゆるポトンのキャストが必要になる。
4gのsよりも6g.8gのヘビーウエイトの扱いがより繊細になり、使い手を選ぶエキスパート専用ミノー。
ウエットフライ的ミノーフィッシング専用対応の尖ったミノーなのである。

バーサタイルで強度も抜群のインジェクション　シンキングミノー、バーディーN50Sの出番が7割。

アリ6機種とアリシンペン、アリHDSUHと組み合わせて渓流をパーフェクトに攻略する。

アリの出番っていつ？
S4gは微妙なレスポンスを変えたい時。
5〜8gはバーディーN50Sで入らない、もう一段、二段下の流れに入れたい時の秘密兵器。
ハーフディープのアリは押しの強い流れのさらに一枚下に入れたい時。リップレスはセレクティブでミノーを見切るシチュエーションや、ゴミや葉っぱの流下でリップが流下物を拾い釣りにならない時のマストアイテム。

ノリクラインターナショナルの5㎝ミノー。
これだけのバリエーションがあり、シャローからボトムまで時にハードに時に繊細に攻めるのである。

その中でもアリは
尖りに尖って
使い手がその性能と使い方をこなす必要がある諸刃の剣なのである。

諸刃の刃は
恐ろしく切れる。
アリを理解して
使い切ったら、未知の釣果の領域に入る。
その動きはアリにしか出せないキレッキレ。
強い流れに最強のバランス。
優しく扱う。
ボトムを少し切って使う。これができたら無敵のミノーとなる。

ARIアリ。
世の中にこんなに使い方も使い手も選ぶミノーがあっても良いじゃないか。

誰にでも使いやすくバーサタイルで激流でも飛び出さないグッドバランスの
バーディーN50Sと
アリ50の多くのバリエーション。

少なくとも、
僕やテスターの三浦には絶対必要なミノーたちなのである。

アリは
数は多く作れない。
バーディーは量産できる。
それで良いと思っている。
今年もバーディーとアリで渓流を歩く。

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