【夜釣りとマズメ】

【夜釣りとマズメ】
【夜釣りとマズメ】

人がどうとかではない。自分の解釈。
自分はそうしている。
人にどうこうしろと言う話ではなく、自分はこうしていると言う個人的な意見。

イトウ釣りで
夜釣りはやらない事にしている。
夜釣りと朝夕マズメ時の境は、気象庁で発表される現地の日の出日没時間。
朝はその時間より早く明るくなってくる。
夕方はその時間より遅くまで明るく徐々に暗くなってくる。

実際の日の出より1時間くらい前に空はしらみ始め、夕方も1時間くらいかけて暗くなる。

イトウの捕食ポイントを見ていると、6月で熱くドピーカンジンクリアと言う現在のような状況の場合、
日の出前、日没後の薄暗い時間帯にしかイトウが捕食でボイルすることは少ない。
(今自分がいる川の話しです。他の川ではまた違った状況があります。)

一昨日の夕まずめ、
ようやくボイルが見られたが、日没時間でロッドオフ。
しばらく座って見ているとそれが数匹になり
ボイルが頻繁になり、
なんと暗くなってからそのボイルはマックスになった。

でも自分は
もうキャストする事無くイトウの晩餐を眺めていた。

暦での日の出日没、
フィールドでの明暗。
どこで夜釣りかマズメ時かの線を引くかはグレーゾーンだが、自分は暦の時間で線を引く。

僕が住む飛騨高山の漁協の遊漁規則ではマス族の釣りは日の出から日没までとする。とある。暦の時間が基準で明暗が基準ではない。
それを基準に、どこに出かけてもトラウトの夜釣りはしない。
イトウ釣りでもそうしている。

もう一つの大きな理由は空が白む時間帯や薄暮の時間帯は獣が活発になる時間帯だからでもある。
ヒグマだけには襲われたくない。

そう言う自分も7〜8年くらい前までは
朝の白み始めた薄暗い時間から薄暮の時間までイトウ釣りをしていた。

7年前の6月のある日。
夕方か、はたまた夜の始まりの時間なのか、
10数本のイトウが物凄いボイルで捕食しているタイミングに遭遇した。
30分で8バイト
5ゲット。
バラシの中にはメーターはるかオーバーにスレッド巻きしたフックのスレッドごと破壊されたと言う凄いタイミングに遭遇した経験がある。
その時は真っ暗になりロッドオフとしたが、まだイトウはボイルして食事の時間は続いていた。

現在は
その一昔前よりも
夜釣りは自粛しようと言う動きがイトウアングラー達の中でより強くなってきた。

暗黙のレギュレーションであっても、自粛要請があっても法的に問題ないと言う人たちがいる事も知っている。
自分はその人たちに何か言う立場にもないし言う権利もない。

ただ、イトウ釣りは近年ますますナイーブな問題を抱えた釣りになっている事だけは確かである。

要は自分がどう考えどう釣りをするか。
気持ち良く、周りの人たちとトラブルなく楽しい釣りを続けるために己はどう行動するか。紳士な釣り師であるためにはどう行動するべきか。
マナーとルール。
そしてローカルルールも含めて、それを遵守して釣りをする。
釣れりゃなんでもありでは自分の心が貧しくなってしまう。
自分はそう考えて、それを守りイトウ釣りをしている。
もっと釣れる方法は知っているがグレーな事はやらないと決めている。

今日は仕事を部屋でしているが、
午後3時過ぎから7時までイトウ探しに出かけようと思う。

ああイトウ釣りたい。

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