ラバーのスプリングネットを腰のレザーケースから出す時も、開いたネットを折りたたみレザーケースに収納する時も、クレモナのネットのそれよりもグリップと金属フレームの接続点に大きな負担と力がかかる。ラバーネットはクレモナより重いのでカバーから取り出したり収納したり開閉時により負荷がかかる。花梨瘤無垢材だとフレームを取り付けるボルト打ちの際に木割れしたり破損する可能性がある。要は強度に不安がある。(美しい歪みは装飾として最高なのだが、ボルトを打ち込んだり木目に力をかけると木割れして破損が起きる)ノリクラウッドゥンワークスはへビーデューティーでなければならない。強度を上げるためにフレームをアルミでサンドして強化。さらに強度が高く硬いウォールナットを中間木材に採用して強力なボルトで4点止めした。そして外側は美しい花梨でデコレーションする。美しいだけでなく強度に優れそして魚に優しいラバーのスプリングネット。クレモナは魚の粘膜に負担をかけてしまうので出来ればラバーネットを使いたい。この数年はサクラマスネットもイトウ用ネットも目の細かいラバーコーティングネットを使うようになった。自分のスタイルも徐々に変化して今に至る。ワイルドに釣りをしながら優しく魚には接する。キャッチ&リリースも自分にとってより魚を大切に扱う。そう言う時代になった。色々なスタイルがある。自分は自分のスタイルで自分が欲しいものを作る。何が売れるか、コストがいくらかかるのか。それは全てどがえしして、自分が使いたい道具を作るのである。
GOOD FISHING STARTS HERE!NORIKURA International
トラックバック・ピンバックはありません
ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。