【流れのジャングル、イトウの源流】
道北各河川。あまりにも渇水で不調。
チェイスがあってもやる気なし。ヒットしてもショートバイトでバラシ。
そんな事が続き、新規開拓ポイント探しにかけてみる。
小規模なイトウの独立河川はハズレ。
川を変えて最上流の熊の森へ。上流に行くとだんだん水量が増えてきた。伏流水の区間の上に湧水の流れが待っていた。
人の足跡や形跡は全くなし。自分と獣と鳥たちの気配に包まれる。
脇の薮でゴソゴソいう度に固まる。
そんな原始の流れを見つけてご機嫌。
イトウ目撃30匹以上。最大メータークラス。釣りは10ヒット5ゲット。
ロッド
ノリクラインターナショナル
D r.BORON bait 61L plus
ルアー
バーディーW60S
シングルフッカーバーブレスセッティング 銀トンギョ。
70クラスと80オーバヒットも近距離の流木ジャングルでフルロックファイト。ヘッドシェイクされてバラシ。手にできたのは小さくてもこの渇水の中、新しいポイントを見つけて釣る事ができた喜びはなにものにも代え難い。さらに小さいイトウは手に触れずプライヤーでさっと外して流れに返した。赤ちゃんイトウはカウントせずリリース。
再生している証に感動した。
余談に獣話。
脇の薮が激しく揺れて威嚇している。
熊スプレーのピンを抜き構える。
巨大な獣が跳び出し
思わず熊スプレースプレー全力発射。
電車のように連なって川を渡っていったのは
大きなツノの巨大なオス鹿を先頭にした5頭の群れだった。
さらに続く熊の森。
熊スプレーは使い切りもうない。
往復6キロ7時間の工程。車に辿り着いた時は夕方6時過ぎ。獣の時間帯に入るヤバイギリギリのタイミングであった。原生林の1日。自分も野生の一部になった気がした。